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世界を変えようと出馬し四度落選した政治家
キム・ウンボム ソル・ギョング

理想と情熱にあふれた野党・新民党所属の政治家キム・ウンボム。四度の落選の後、世の中を変えたいという思いを共にする戦略家のソ・チャンデに出会い、立て続けに選挙で当選、党を代表する大統領候補にまで上り詰める。しかし、ソ・チャンデの勝つためになりふり構わない戦略に、徐々に理念の違いを感じ葛藤していく。

韓国を代表する演技派俳優
ソル・ギョング

1968年5月生まれ。『ペパーミント・キャンディー』(2000(『シルミド』(2003)『監視者たち』(2013)『名もなき野良犬の輪舞』(2017)など、さまざまなジャンルの作品でずば抜けた演技力を見せてきた韓国を代表する俳優ソル・ギョング。2021年の『茲山魚譜 チャサンオボ』では韓国の主な映画賞で主演男優賞を受賞した。そんな彼が本作では、世の中を変えるため出馬するも、なかなか勝てない政治家キム・ウンボムを演じる。ソル・ギョングは困難な状況下でも自分の理念を貫こうとするキム・ウンボムの真っすぐな姿から、ソ・チャンデとの間で葛藤し苦悩する姿まで、多彩な表情を見せている。『名もなき野良犬の輪舞』でもタッグを組んだビョン・ソンヒョン監督は“キム・ウンボムは自分のペースを一貫して保つ人物なので、俳優としては役作りが難しいと思う。しかし、ソル・ギョングのエネルギー、演技力のおかげでキャラクターがより生き生きとした”と話し、ソル・ギョングを絶賛している。

[出演作品] 『茲山魚譜 チャサンオボ』(2021)、『君の誕生日』『悪の偶像』(2019)、『1987、ある闘いの真実』『殺人者の記憶法』『名もなき野良犬の輪舞』『ルシッドドリーム』(2017)、『22年目の記憶』(2014)、『ソウォン/願い』『ザ・スパイ シークレット・ライズ』『監視者たち』(2013)、『ザ・タワー 超高層ビル大火災』(2012)、『TSUNAMI ーツナミー』(2009)、『カン・チョルジュン 公共の敵1-1』(2008)、『あいつの声』(2007)、『熱血男児』(2006)、『公共の敵2』(2005)、『力道山』(2004)、『シルミド』(2003)、『オアシス』『公共の敵』(2002)、『ペパーミント・キャンディー』(2000) ほか多数
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存在も名前も表に出ない天才選挙参謀
ソ・チャンデ イ・ソンギュン

何度も落選する政治家キム・ウンボムの前に現れ、新たな選挙戦略を提示するソ・チャンデ。誰も思いつかない奇抜な方法と選挙戦の先を読む明晰さでキム・ウンボムの参謀として活躍する。しかし、ある出来事が発端となり2人の間に新たな局面が訪れる。

物語に深みを与える圧倒的な存在感
イ・ソンギュン

1975年3月生まれ。韓国芸術総合大学演劇院演技科の一期生。2001年、26歳の時にミュージカル「ロッキー・ホラー・ショー」で俳優の道へ進む。2007年には高視聴率を叩き出したTVドラマ「コーヒープリンス1号店」や「白い巨塔」で注目を集める。『最後まで行く』(2014)で百想芸術大賞男優賞を受賞。2019年に出演した『パラサイト 半地下の家族』が国内はもちろん、米アカデミー賞®で4部門を獲得するなど全世界を魅了した。本作は『パラサイト~』以来の久々の映画出演作である。イ・ソンギュンは劇中で存在も名前も公表されることがない、天才選挙参謀のソ・チャンデを演じる。目的のためなら手段と方法を選ばない影として生きる男のドラマティックな半生を見事に表現している。

[出演作品] 『パラサイト 半地下の家族』『チョ・ピロ 怒りの逆襲』(2019)、『PMC ザ・バンカー』(2018)、『王様の事件手帖』(2017)、『奴が嘲笑う』(2015) 、『最後まで行く』(2014)、『へウォンの恋愛日記』『ソニはご機嫌ななめ』(2013)、『僕の妻のすべて』 (2012)ほか多数

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党内でのキム・ウンボムの最大のライバル
キム・ヨンホ ユ・ジェミョン

最年少議員かつ野党ナンバー2の実力派キム・ヨンホは、キム・ウンボムのライバルであり同じ理想を持つ仲間だ。キム・ヨンホは党を代表する大統領候補指名大会で、絶対的に優位な立場だったが、ソ・チャンデの戦略によりキム・ウンボムと熾烈な競争を繰り広げることになる。

大ヒットドラマには欠かせない俳優
ユ・ジェミョン

1973年6月生まれ。演劇で培った卓越した演技力を武器に、作品ごとに際立った存在感を見せている俳優ユ・ジェミョン。「恋のスケッチ~応答せよ1988」(2015)で一般的に知られるようになった彼は「ヴィンチェンツォ」(2021)「梨泰院クラス」(2020)「秘密の森」(2017)などの人気ドラマに次々と出演。また『声もなく』(2020)『ビースト』(2019)などの映画でも活躍。本作で野党を代表する気鋭の政治家キム・ヨンホを演じたユ・ジェミョンは、その実力を遺憾なく発揮し物語に深みを与えている。

[出演作品] 『声もなく』(2020)、 『野球少女』(2020)、 『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』『ユンヒへ』『ビースト』『悪人伝』『権力に告ぐ』『マルモイ ことばあつめ』(2019)、 『麻薬王』(2018)ほか多数
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チャンデの実力を認める共和党の選挙戦略家
イ・ジンピョ室長 チョ・ウジン

大統領の属する共和党の選挙戦略家。相手を見抜く冷静な判断力と緻密な実行力を持つイ・ジンピョは、熾烈な選挙戦で劣勢となった共和党を主導する。そんな中、大衆に支持され次第に存在感を増してきた対立候補キム・ウンボムに注目したジンピョは、ウンボムの後ろで活躍するソ・チャンデの存在を知り、状況を打開するための新たな戦略を思いつく。

数々の賞に輝く実力派のバイプレイヤー
チョ・ウジン

1979年1月生まれ。1999年に舞台「最後の抱擁」で俳優デビューしたチョ・ウジンは映画『インサイダーズ / 内部者たち』(2015)や、「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」(2016)などに出演し一気に注目を集める。日本でも大ヒットした『SEOBOK/ソボク』(2021)で重要な役どころを演じ、『ハード・ヒット 発信制限』(2021)では主演を務めるなど、いまや韓国映画界ではなくてはならない存在となっている。本作でも独特の演技で存在感を見せ、第58回百想芸術大賞で男性助演賞を獲得している。

[出演作品] 『茲山魚譜 チャサンオボ』『ハード・ヒット 発信制限』『SEOBOK/ソボク』(2021)、 『コレクターズ ソウルに眠る宝刀を盗み出せ』(2020)、 『権力に告ぐ』(2019)、 『麻薬王』『国家が破産する日』『王宮の夜鬼』(2018)、 『1987、ある闘いの真実』『鋼鉄の雨』『ブラザー』『天命の城』(2017)、 『リアル』『ザ・キング』(2017)、『インサイダーズ/内部者たち』(2015)ほか多数

野党 新民党陣営

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新民党総裁
カン・インサン パク・イナン

新民党の総裁であり、政治家として長年培った誇りとプライドを持っている人物。キム・ウンボムやキム・ヨンホなどの次世代の若手議員の活躍が脚光を浴びはじめると、生き残るために孤軍奮闘する。

[出演作品] 「ナビレラーそれでも蝶は舞うー」(2021)、『感染家族』(2019)、『EXIT』(2018)、『怪し彼女』(2014)、『飛べ、ペンギン』『渇き』(2009)ほか
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新民党議員
イ・ハンサン イ・ヘヨン

キム・ウンボム、キム・ヨンホと共に新民党を代表する若手議員。野望を抱き新民党の大統領候補指名選挙に参加し、熾烈な選挙戦に直面することになる。

[出演作品] 『コンフィデンシャル/共助』(2017)、「ボイス~112の奇跡~」(2016)、『ヒマラヤ~地上8,000メートルの絆~』(2015)ほか
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キム・ウンボムの側近
パク秘書 キム・ソンオ

長年キム・ウンボムに仕え、彼の選挙キャンプで苦楽を共にしてきた側近。勝利を願う気持ちは同じだが、異なった信念とやり方で選挙戦略を主導するソ・チャンデと対立する。

[出演作品] 『パイレーツ:失われた王家の秘宝』(2022)、『無双の鉄拳』(2018)、『カンチョリ オカンがくれた明日』(2013)、『アジョシ』(2010)ほか
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キム・ウンボムを支える
イ補佐官 チョン・べス

キム・ウンボムを支持し尊敬する人物。いろいろと文句を言いながらもウンボムが落選を繰り返していた時期から全面的にサポートしてきた補佐官。

[出演作品] 「今、私たちの学校は…」(2022)、『国家が破産する日』(2018)、『華麗なるリベンジ』『ヒマラヤ~地上8,000メートルの絆~』(2015)ほか
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キム・ウンボムを支持する選挙運動員
スヨン ソ・ウンス

キム・ウンボムの事務所に勤めている選挙運動員。何事にも熱心に取り組み、選挙運動にのぞみキム・ウンボムを誠心誠意サポートする。

[出演作品] 「梨泰院クラス」「ミッシング~彼らがいた~」(2020)、「リーガル・ハイ」(2019)、「空から降る一億の星」(2018)、「デュエル~愛しき者たち~」(2017)ほか
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キム・ウンボムの妻であり支援者
イ・ヒラン ぺ・ジョンオク

夫であるキム・ウンボムの心強い支援者イ・ヒラン。ウンボムの信念が崩れかけた時や、決断を下す重要な時も常にそばで彼を支え、時に助言もする大切な存在。

[出演作品] 『潔白』「優雅な一族」(2019)、『必ず捕まえる』(2017)、「スパイ 愛を守るもの」(2015)ほか

与党 共和党陣営

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長期政権を狙う大統領
パク・キス キム・ジョンス

大統領選を目前に控え、支持率が急上昇しているキム・ウンボムを警戒し、勝利のために自分の持っているすべてを動員する。

[出演作品] 『スタートアップ!』(2019)、『詩人の恋』(2017)、『アシュラ』(2016)、『プンサンケ』(2011)、『シークレット・サンシャイン』(2007)ほか
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大統領の行動隊長
中央情報部キム部長 ユン・ギョンホ

大統領の後ろ盾である中央情報部所属のキム部長。自分の望みを叶えるためなら手段を厭わない。部長の地位まで上り詰めたが、その直情的な性格があだとなり失脚する。

[出演作品] 『茲山魚譜 チャサンオボ』(2021)、「梨泰院クラス」(2022)、『スタートアップ!』(2019)、『完璧な他人』『8番目の男』(2018(ほか

director

監督: ビョン・ソンヒョン

1980年12月生まれ。音楽映画『THE BEAT GONE ON』(未/2010)で長編映画デビュー、2012年に『マイPSパートナー』で商業映画を初めて監督する。2017年に制作した『名もなき野良犬の輪舞』が第70回カンヌ国際映画祭のミッドナイトスクリーニングに招待され、国内外でその才能が注目された。

【演出作品】
・監督『名もなき野良犬の輪舞』(2017)
・『マイPSパートナー』(2012)
・『青春グルーヴ』(2012)

【受賞】
・第7回 レスペストデジタル映画祭 観客賞(2006)

【招待】
・第70回 カンヌ国際映画祭 ミッドナイトスクリーニング

“野暮ったくない洗練された選挙戦の話を描いてみたかった” というビョン監督の意図通り、『キングメーカー』は本来であれば重たくなりそうな政治と選挙といったテーマをスタイリッシュに興味深く描いた。

また、監督がビョン・ソンヒョンであることが、本作に出演したソル・ギョングとイ・ソンギュン、ユ・ジェミョン、チョ・ウジンなどのベテラン俳優たちが迷いなくこの作品を選んだ理由でもある。実際に “この作品に出演した最も大きな理由の一つがビョン・ソンヒョン監督だった” と答えたチョ・ウジンは、ビョン監督と作品作りをすることによって自分自身も観客に新たな姿を見せられると確信したと話している。

特に劇中ソ・チャンデを演じたイ・ソンギュンは “本作はとてもスタイリッシュで明快で無駄のない映画” とし、『名もなき~』を好きだった観客であれば余計に期待してもよいと思うと語った。

本作は1960~70年代の熱い選挙戦に臨む2人の男の物語を描いているが、単にその時代を追った政治的な映画ではなく、現在にも通ずる “信念とは何か” ということを観客に問いかける。